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オリジナルジュエリーができるまで
 Yさまのところのレイアさんの場合

creemaのサイトを見ていただいたYさまからオオバタン、レイアさんのリング製作の依頼をいただきました。

 

1.まずは打ち合わせ


creemaのサイトからお問い合わせ頂いたので、やり取りはすべてcreemaの掲示板上でとなりました。
ちなみにこのオリジナルサイトからお問い合わせいただく場合はこちらからお願い致します。
その場合はメールでやり取りさせていただきます。

2.画像を送っていただきました。

レイアさんはオオバタンというオウムの仲間です。まずはレイアさんの画像をいくつか見せていただきました。
この時画像はいろいろな角度から撮られているものがあれば立体の感じをつかみやすくなります。
Yさまからはレイアさんの遊んでいる姿などたくさんの画像を見せて頂けたのでディテールなども良くわかりました。
 また、もしイメージされているおおまかなデザインがあるようでしたら簡単なスケッチでもかまいませんので
見せいただければと思います。

3.デザイン画を描く

送っていただいた画像を元に全身と特徴のある顔と足を強調したもの2パターンデザインを起してみました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

4.デザイン画決定 石入れなど細部もつめます。

Yさまに見て頂いて顔と足を強調したものにデザインが決定。
このデザインなら足に何か持たせたいですね、という話になりYさまのお好きなオレンジ色の
石を入れたパターンを描いてみました。しかしオレンジサファイヤあたりでなかなかいい石が見つかりません。

ここでYさまのご提案によりピンク色の丸い石も良いですね、ということになり、ローズクオーツを入れることとなりました。
なるほど、!こちらのほうがいろいろ種類豊富で収まりもいい感じです。


 

 

 

 

 

 

 

 



目にはカボッションのサファイヤを入れることにしました。サファイヤを入れることで表情が生き生きしてくると思います。

5.最終確認

 
 デザインはこれでOKをいただきました。さらに画像を見せて頂き、足や羽毛の感じを把握するようにします。

 

6.製作中


それでは製作開始。こちらが原型の材料のワックスです。



これを削ったり盛ったりしてWAX原型を製作します。
造っている途中で後頭部の冠羽の仕組みが良くわからなかったため、
Yさまにお願いして後ろから撮った画像を送っていただきました。

 

 

 

 





それを参考にして後姿も彫り上げます。





 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そしてWAX原型完成!

この時点でYさまに形をチェックして頂きます。ワックスの時点でしたらいくらでも改修できますので、
納得の行くまでご相談いただければと思います。

 

7.シルバー原型~仕上げまで

このワックスを石膏に埋没して型を取り、スターリングシルバー(シルバ-925)で鋳造。
テクスチャーなどをいれ、磨くところは磨いてから目のサファイヤと足のローズクォーツを乗せてみました。

 

 

 

 

そしてそれぞれ石留めをしたあと全体をつや消しにして、レイアさんの羽毛の白を表現しました。
さらに黒いくちばしは磨き仕上げにしてコントラストで黒さを出し、
最後にシルバー酸化防止のためのロジウムコーティングを施したら完成です。



8.完成!


そして出来上がったのがこちら。

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Yさまにもとても喜んでいただけて僕もとても幸せでした(^^)
また、鳥の羽毛の感じの表現についてとても勉強になる作品でした。
Yさま、いいもの造らせてくれてどうもありがとうございました!


なお、リングにつきましては実際はめてみてちょっときつかったりゆるかったりと言う事があるかもしれませんので、
そのときは送っていただければ何度でもサイズ直しいたします。

お好みにより18金、ホワイトゴールド、プラチナなどでも製作できますのでご相談下さい。

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